カーペットでのスチームクリーナー使い方
カーペット掃除では水拭き、乾拭き、シミ抜きなど目的によって掃除方法が異なりますが、近年ではスチームクリーナーがカーペットの掃除に万能だと言われています。
そこで今回、カーペットの三大トラブル「臭い」「シミ」「ダニ」に焦点をあて、スチームクリーナーの使い方をご紹介します!
また最近はタイルカーペットも人気ですが、スチームクリーナーを使っての掃除の仕方は、普通のカーペットと同様です。
スチームクリーナーを使った臭い対策
カーペットの臭いは、汗や皮脂、食べカスなどを栄養として繁殖する菌が原因だと言われています。また、高温多湿の状態が長く続くことで、カビ臭いの元になったりダニも発生します。
カーペットについてしまった臭いを落とすには、臭いの元を除去して清潔に保つことが何より重要です。
スチームクリーナーを使って臭いを落とす方法を以下で確認しましょう。
スチームクリーナーでカーペットの臭いを落とす方法
- カーペット上にあるホコリ、髪の毛、食べかすなどのゴミを掃除機で取り除く
- カーペットにスチームを当て、乾いた雑巾で浮いた汚れを拭き取っていく
- (2)を繰り返し、雑巾に汚れがつかないことを確認する
- カーペットに残った水分を風通しの良い場所で乾燥させる
ポイント
スチームを当てたら素早く汚れを拭き取っていくことが肝心です。
カーペットの面積が大きい場合は、作業場所の区分けをしながら作業し、「スチーム」「拭き取り」を交互に繰り返しましょう。
スチームクリーナーでカーペットのシミを落とすには
カーペットの臭い掃除をしていくと同時に、気になるシミも落としていきましょう。
年季が入ったシミをスチームクリーナーで落とすには、臭いを落とす方法と同様に「スチーム」「拭き取り」を繰り返します。
スチームを当てた後、浮いた汚れを素早く拭き取れるよう、乾いたきれいな雑巾を数枚準備しておきましょう。
また、頑固なシミで取り除ききれない場合は、薄めた中性洗剤液を染みこませ数分おいてからスチームクリーナーを当てると効果的です。
さらに、スチームクリーナー専用の洗剤を使うと、汚れ落ちに格段の差が出ます。時間の短縮にもなりおすすめです。
スチームクリーナーは主に「水のみ」で洗浄を行うため、ひどい汚れやシミを落とすのには限界があります。
スチームクリーナー専用の洗剤を使用することでスチームクリーナーの洗浄効果を高められ、素早くきれいにシミ抜きができるようになります。
カーペットのダニ退治にはスチームクリーナーが最適!
ダニは布団や枕だけでなくカーペットにも多く発生します。
ダニは室内温度20度~30度、湿度60%以上の環境を好み、わずかなホコリや垢をエサとして繁殖します。
ダニが好む環境は人間が快適だと感じる環境に近いことから、繁殖しやすい上に掃除機のみではカーペットに潜むダニを退治するのは困難だと言われています。
ダニは一般的に50度以上、湿度55%以下で死滅すると言われるため、高温のスチームクリーナーで掃除することで、洗えないカーペットに潜むダニのほとんどを退治できます。
スチームクリーナーでカーペットのダニを無くす方法
- カーペット上にあるホコリ、髪の毛、食べかすなどのゴミを掃除機で取り除く
- スチームクリーナーをゆっくり動かしながらカーペット全体に熱を与えていく
- 風通しを良くしてカーペットを乾燥させる
- 乾いたカーペットに掃除機をかけてダニの死骸を吸い取る
ポイント
カーペット全体に高温のスチームを当てるよう丁寧にスチームクリーナーをかけていきましょう。
ダニの死骸はアレルギーの原因になるため、乾燥後は丁寧に掃除機をかけておくのが大切です。
カーペット掃除でスチームクリーナーを使う際の注意点
カーペットにスチームクリーナーをかける際は、必ず事前に掃除機をかけておきましょう。
食べかすなどのゴミが残った状態でスチームクリーナーをかけてしまうと、カーペットの汚れを悪化させることに繋がります。
また、移動できない備え付けのカーペットなどはスチームを長く当てすぎると乾燥に時間がかかります。
水分を含んだまま長く放置すると菌やカビが繁殖する原因になってしまうため注意しましょう。
カーペットの素材によってはスチームクリーナーの高温により変色・変型を伴う場合もあるため、掃除前はカーペットの品質表示を忘れずに確認してください。
そのほか、掃除したいカーペットのサイズによってスチームクリーナー選びを慎重に行いましょう。
製品によってヘッドのサイズ(一度にスチームを当てられるサイズ)や連続使用時間は異なります。
使用目的に合ったスチームクリーナーを選ぶことで、日々の掃除が何倍以上も効率良く済みます。
まとめ
洗えないカーペットの「臭い」「シミ」「ダニ」に悩んでいるなら、スチームクリーナーで掃除するのがおすすめです。
目的によって異なるカーペットへのスチームクリーナーの使い方をおさらいしましょう。
- 臭いには・・・「スチーム」「拭き取り」を素早く行う
- シミには・・・頑固なシミには洗剤を使って「スチーム」「拭き取り」を素早く行う
- ダニには・・・カーペット全体を丁寧に熱し、乾燥後の仕上げに掃除機をかける
大変なカーペット掃除もスチームクリーナーで効率良く行い、365日清潔な環境を維持し続けるようにしましょう!