スチームクリーナーの蒸気は重要
スチームクリーナーは水蒸気を使って熱で汚れを落としていくための機器で、雑巾などで拭いても落ちないような汚れを落とすことができます。
クリーナーの先頭についているノズルから水蒸気が発生して、その水蒸気の熱と水圧により汚れを取っていきますが、そのとき重要なのが先端から噴射される水蒸気の質です。
よくヤカンに水を入れて沸騰したときに出るのが水蒸気です。
水蒸気の質をいかに噴射力が強くて汚れが落ちやすいクリーナーを選ぶことで掃除をするときの労力が違ってきます。
最初の使い始めに注意が必要
初めてスチームクリーナーを購入して使うときに注意が必要です。
最初は、クリーナーの中に溜まっている水分がそのまま出て使うと、水蒸気ではなく水分を多く含んだ水のようなものを噴射します。
そのまま使い始めるのではなく、ある程度水蒸気を噴射させてから使い始めるようにしましょう。
さらに注意が必要なのが、長いホースを利用して水蒸気を噴射する場合、途中で噴射を止めて時間を置いてから噴射するときです。
この場合、ホースの中に水が溜まってしまい、そのまま噴射すると最初のほうは水分が多い水蒸気が噴射されて汚れを取りたい対象物が水浸しになる可能性があります。
これはスチームクリーナーが壊れているわけではなく、どうしても起こる現象でこの点は注意が必要です。
使い初めと一旦止めて次に使い始めるときによく起こる現象で、使い方には注意が必要です。
使い初めと長時間止めてから再噴射する場合は、少しダミー噴射をさせてから使い始めるようにしましょう。
この現象が多いのがパネル式のスチームクリーナーです。
ボイラー式の場合はこういった現象はあまりありません。
クリーナーを購入するときは、ボイラー式を購入することをおすすめします。
蒸気だからのメリットがある
スチームクリーマーの特性を知れば使い方を間違って水浸しにすることもありません。
最近の商品は改良されてきていて、水浸しになりにくくはなってきています。
通常、雑巾などでふき取るよりも水蒸気で汚れを浮かしてからふき取るほうが、汚れがよく取れて力があまり必要ないため、女性でも簡単に頑固な汚れを取ることができます。
スチームクリーナーを使って汚れを除去するメリットはいくつか考えられます。
まず、洗剤を使わないである程度の汚れを取れます。
水蒸気を噴射してその水圧と熱で、汚れを浮かせてから拭き取るときれいにできます。
水蒸気は噴射時に100度程度になるので、水蒸気と熱を噴射することで汚れを浮かせる仕組みになっています。
あとは乾いたタオルなどで軽く拭き取るだけで汚れを取り除けます。
キッチンペーパーを使ってタオルでなくてもかまいません。
ただし、使う場所によっては事前に汚れをある程度拭き取っておくことをおすすめします。
油汚れがひどい場合などは、事前に汚れを拭き取ってからスチームクリーナーで水蒸気を噴射するとより効果的です。
スチームクリーナーだけで汚れを浮かせてきれいに刷ることはできますが、洗剤を事前に使って汚れを取っておくとより効果的です。
通常洗剤は必要ありませんが、汚れている場所が油の汚れがひどいときなどは洗剤で下処理をしてから使うと便利ですし汚れがよく取れます。
スチームクリーナーを使う一番のメリットは、殺菌作用があるということです。
高温の水蒸気を噴射するので細菌やカビなども汚れと一緒に除去できます。
インフルエンザの流行時期はドアノブなど手で触りそうな場所に、スチームクリーナーで水蒸気を噴射して置くだけで除菌できてインフルエンザ対策になります。
スチームクリーナーを使えるまでの時間はどうなの
スチームクリーナーを使って年末大掃除をしようと思ったときに、準備するまでに時間がかかるのであればちょっと不便です。
水蒸気を噴射できるまでにどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
方式によって準備時間が変わってきます。
ボイラー式の場合は、水を入れて噴射できるまでの温度にするまでに5分程度かかります。
- 最初の5分間は使えないということです。
- これは許容範囲内ではないでしょうか。
スイッチを入れて温度が上がるまで、他の拭き取り用タオルや汚れている箇所の下処理をしていれば問題ありません。
ボイラー式は噴射圧や汚れを取るときの能力としては強く、思ったような汚れ取ができます。
ただ5分待てないという人には、もうひとつの方式のパネル式を使えば、噴射可能になるまでに30秒もあれば十分です。
パネル式の場合、噴射までの時間は短くて済みますが噴射時の汚れの除去能力という面ではボイラー式に比べると劣ります。
頑固な汚れが落としたいのであれば、間違いなくボイラー式を使うようにしましょう。
日々の掃除を怠っていないで汚れがそこまでひどくない場合は、パネル式でも問題ありません。
スチームクリーナーの特長として使用開始できるまでの時間を短縮したいのか、それとも汚れがひどい場所を掃除したいのかで選ぶ方式を変えれば、自分似合ったスチームクリーナを選べます。